Hot Spring

シロヤマユリカ

2024年 3月 23日(土)ー 4月 14日(日)

SOM GALLERY

SOM GALLERY は、3月23日(土)から4月14日(日)まで、シロヤマユリカの個展「Hot Spring」を開催いたします。本展は2023年に開催された「Yolk」に続く、SOM GALLERYにおける2度目の個展となります。

シロヤマは、毎日日課として描き続けているドローイングを主軸に、滑らかに描かれる曲線と無機物の重なりによって生まれる色面のレイヤーで作品の画面を構成し、独自の世界観で表現した絵画を制作します。

東京に生まれ、ニューヨークでも生活の経験のあるシロヤマは、その大都市での生活の中で自然からの恩恵と共存についてより深い関心を持つようになり、行為としての自然性(しぜんせい)と自然との共生としての自然(じねん)という、自身の内なる自然性をテーマに作品の制作に挑みました。

自然物からインスピレーションを得ながら制作した本展の作品には、水や土、火などの元素がモチーフとして登場します。それらを自身のドローイングとブレンドすることで、私たちの身体が、自然の一部であるということをシロヤマの作品を通して感じ取ることができます。

また、都市部に住む人々にとって自然との距離は遠いものですが、風のそよぐ音や水の滴る音など、自然の優しさや心地よさを感じさせる画面からは、自然と共に歩んできたそれぞれの軌跡や経験そのものを思い出させてくれます。

ドローイングとペインティングの境界線をシームレスに行き来することで、より自然体でキャンバスに筆を走らせることに成功し、それぞれの作品に見られるアウトラインのしなやかさや、リズミカルなモチーフの配置にシロヤマの自由な姿が現れています。
その過程こそがシロヤマにとっての自然との共生と言えるのかもしれません。

シロヤマユリカは、東京都生まれ。武蔵野美術大学でグラフィックデザインを学んだ後にニューヨークに渡り、現在は東京を拠点にアーティストとして、自身の作品制作にも重きを置いて活動しています。主な個展として、「Untited」BLOCK HOUSE(東京、2022年)、「Yolk」SOM GALLERY(東京、2023年)。主なアートフェアとして、「ART FAIR ASIA FUKUOKA」SOM GALLERY(東京、2023年)等に参加。

本展覧会において、新作平面作品を、約10点ほど発表する予定です。

本展のオープニングに寄せて、3月23日(土)17:00 - 19:00にはSOM GALLERYにて、作家を囲んでのオープ ニングレセプションを開催いたします。

本展への皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

Works

Installation View